
免許合宿ではバックで失敗して延泊になってしまうことがあるのを知っていますか。免許合宿は予定通りに教習が進んだ場合の費用とスケジュールになっています。失敗すると延泊しなければ教習を完了することができなくなる場合があります。
この記事では免許合宿で延泊になるリスクとして有名なバックについて取り上げて解説するので参考にしてください。
免許合宿は延泊になるリスクがある
免許合宿ではスケジュール通りに進めば2週間程度で完了して免許を取得できます。短期間で効率的に免許を取れるのが魅力ですが、実際には数日長くなってしまうことがあります。人によってどのくらいの期間がかかるかはケースバイケースで、スケジュール通りに終わる人が多いのは確かです。
ただ、ちょっとしたミスをしただけで延泊になるリスクがあります。免許合宿では学科教習と技能教習を受けていき、必要な単位をすべて取得した時点で修了検定を受け、再び学科教習と技能教習を受けて最後に卒業検定を受けるという流れになっています。
技能教習では各回で合格できるスキルを身に付けなければなりません。修了検定では学科試験に合格し、技能の試験も受けて合格する必要があります。卒業検定では路上でのスキルの確認試験があり、合格しなければ教習を修了することができません。
技能教習は一日に受けられる回数に上限があります。修了検定や卒業検定も一日に一回しか受けられないので、不合格になってしまうと延泊せざるを得ません。免許合宿では必ずスケジュール通りになるとは限らないので、延泊の対策を立てておくことが大切です。
免許合宿で難関のバックとは
免許合宿で延泊になるリスクが最も高いのは卒業検定ですが、日々の教習でも難関があります。
免許合宿を受けた人の声から、最も難関と言われているのがバックです。バックはギアをRに入れて後ろに向かって進むことを指します。前方に進むのに比べると視界が狭く、直感的にコントロールしにくいのでミスを起こしやすいのがバックの特徴です。
特にバックで重要なスキルが縦列駐車で、失敗して技能教習すら合格できない人もいます。縦列駐車は狭いスペースに車をバックで入れる方法で、路上駐車などでよく必要になるスキルです。バックでうまく車をコントロールできないと縦列駐車はできません。
ただ後ろに下がるだけではないので、高度な技術を求められます。慣れてしまえば簡単ではあるものの、限られた教習の時間でマスターするのは容易ではありません。バックが苦手な人は縦列駐車ができずに何日も延泊することになる場合があります。
縦列駐車のバックを攻略するコツ

縦列駐車のバックは攻略法があります。教習所によっては攻略のコツを教えてくれますが、特にテクニックを教えてくれない場合もあります。免許合宿では同じ教習所の同じ場所で縦列駐車のバックをするのが特徴です。どのタイミングでハンドルをどのくらい切れば良いかを覚えてしまうのが成功のコツです。
例えば、フロントガラスから見て車のノーズが柱のところまで来たらハンドルを目一杯に切る、バックミラーで植木が見えてきたらハンドルを戻し始めるといった方法があります。目印を付けておくと再現性が高くなり、直感でバックするよりも確実性が高くなります。
教習の間にポイントを見つけておくと、毎回確実に縦列駐車を成功させられます。
合宿免許の選び方でバックの悩みは解決しやすくなるのか
バックが難しそうだと思っている人は免許合宿の選び方で工夫をしましょう。免許合宿の選び方によってバックの悩みは解決しやすくなります。教習所によって使用する車が違うからです。リアガラスよりも後ろに車体があるとどのくらいまでならぶつからずにバックできるかをイメージするのが容易ではありません。
リアガラスよりも後ろに車体がないフラットな車種の方がバックが簡単です。教習で使用する車種は免許合宿のパンフレットに書かれている場合もありますが、問い合わせてみないとわからない場合もあります。パンフレットが古くて車種が変わっていることもあるので、教習所に電話をしてどのような車種かをチェックしてから申し込みましょう。
また、縦列駐車のバックは目印をベースにしておこなうと簡単です。教習所の教官が具体的に目印を教えてくれる場合もよくあります。免許合宿を選ぶときには口コミ情報をチェックして、具体的なアドバイスをくれる教習所を選ぶのも効果的です。
ただ、目印を自分で見つける努力をした方が、実際に免許を取った後でバックや縦列駐車に不安を持たずに済みます。あくまで延泊を避けるための手段として考えるのがおすすめです。
バックで延泊になるリスクが気になるときの選び方

免許合宿の選び方として延泊になる前提でお得なプランにする方法もおすすめできます。バックが難しそうで怖いと思っているなら、延泊になっても問題ないプランを選びましょう。不安が大きいと緊張してしまい、バックで失敗して技能教習で合格できないリスクがさらに高くなってしまいます。
もし不合格になって延泊することになったとしても不安がないようにバックアップをしておくと心理的に余裕ができて合格しやすくなるでしょう。ストレスを減らして成功しやすくするためにも重要なポイントです。免許合宿のプランには延泊の保証があるプランがあります。
教習や修了検定などで落ちて延泊することになった場合にも数日間であれば料金が変わらないというのが典型的です。延長保証があると落ちても大丈夫という気持ちで思い切って運転できるようになり、自分の考え方で運転するチャレンジをしやすくなります。
日程的に延長になっても支障がないタイミングを選んで申し込みましょう。免許合宿では宿泊先を自分で確保しなければならないプランもあります。この場合には延長保証があって延泊しても教習料金は変わらなかったとしても、宿泊料金がかさんでしまうので注意が必要です。
余計な費用負担をせずに済むようにするには、宿泊まで込み料金の免許合宿を選ぶのがおすすめです。
バックに不安があるなら免許合宿のプランを考えよう
バックは免許合宿をスケジュール通りにこなせるかどうかを決める重要なスキルです。視界が悪くて操作性も異なるバックに不安を持つのは当然のことですが、失敗すると延泊せざるを得ない状況になります。
免許合宿では延泊になっても追加費用がかからない保証付きのプランもあります。心理的な余裕が生まれるだけで合格しやすくなるのでぜひ検討してみてください。