
短期間で免許の取得を目指せる免許合宿ですが、1日に受けられる教習時間は限られています。そのため、どうしても空き時間ができてしまうので、暇な時間を過ごさなければなりません。その空き時間に、スキーができる免許合宿もあります。
では、どうすれば合宿免許中にスキーができるのか、注意点などと一緒に解説していきます。
スキー場が近い教習所で合宿をする

免許合宿では、教習所の近くにある宿泊施設で、2週間から3週間程度過ごすことになります。その宿泊施設がスキー場に近ければ、空き時間にスキーを楽しむことが可能です。免許合宿の教習時間には、1日当たりの上限があります。
学科と技能を合わせても、長くて6時間程度です。技能実習のみの場合、開いている教習車の都合などで、2時間程度で1日のカリキュラムが終わってしまうこともあります。そのため、午前中にその日の教習が終わることも、決して珍しくありません。
その場合、午後いっぱいはスキーを楽しめるでしょう。また、夕方にだけ教習がある場合は、午前からお昼過ぎ辺りまでスキーをして、教習を受けるということも可能です。
北海道と本州の教習所が多い
免許合宿中にスキーを楽しめる教習所は、日本に数多くあります。定番なのは、北海道や新潟、長野など、スキーが有名なところです。スキーをするには雪が降らなければならないので、中部よりも北の教習所が多いことは覚えておきましょう。
ただ、島根などの中国地方にも、免許合宿中にスキーができる教習所はあります。そのため、九州や四国に住んでいて、なるべく近いところで免許合宿をしたいという人は、まずは近くでスキーができる教習所を探しましょう。
スキー場を利用しやすいプランを用意している教習所がある
免許合宿を実施している教習所は、大勢の人を集めるために、あらゆるプランを用意しています。そして、中には、免許合宿中にスキーをしたいという人を対象にしているプランもあります。具体的なプランの内容は教習所によって違いますが、リフトの無料券や、スキーウェアレンタル割引券など、スキー場を手軽に利用できるものが多いです。
もちろん、スキー場が近くにあれば、スキープランでなくてもスキーは楽しめます。けれど、スキーにかかる費用負担を減らせるので、スキープランは積極的に利用した方が良いでしょう。
友達や免許合宿で知り合った人とスキーが楽しめる場合も
免許合宿中にスキーをする場合、ひとりでも問題ありませんが、友達と一緒に遊ぶというのもひとつの手です。免許合宿では、友達と一緒に申し込むことで、割引が適用できることがあります。そのため、なるべく費用を浮かせたいのであれば、スキーができる友達を誘ってみるのも良いでしょう。
また、スキー場近くの教習所で免許合宿をする人は、スキー目当てである可能性が高いです。
そのような人と一緒にスキーが楽しめる場合もあるかもしれません。
スキー場までの移動方法や移動時間を確認しておく
免許合宿中にスキーをする場合、宿泊しているところや教習所から、スキー場まで移動しなければなりません。その移動方法を確認しておくことは、非常に重要です。教習所によっては、プランの一部として、送迎バスを用意してくれるところもあります。
けれど、送迎バスが必ずあるとは限りません。その場合は、公共の交通機関を使用する必要があります。もし、交通機関の移動時間が長ければ、スキーを楽しめる時間が少なくなってしまいます。よって、スキー場への移動時間が少なく済む教習所を選ぶことも大切です。
教習所の中には、スキー場に近いだけで、短時間で移動できる方法が用意されていない場合もあります。その場合は、スキーを楽しむことができません。そのようなことにならないために、利用する前に教習所に連絡をして、免許合宿中にスキーができるかどうかを確かめることをおすすめします。
実際に、合宿中にスキーを楽しんでいる人が大勢いるという、実績があるところを選んだ方が無難でしょう。
あくまでも免許取得を最優先にすること
免許合宿中にスキーを楽しむ場合、忘れてはいけないのは、免許の取得が最優先だということです。スキーはあくまでも、おまけの要素でしかありません。そのため、合宿中にスキーをメインにしてしまって、教習を疎かにしないように注意しましょう。
1日の大部分が教習で埋まっている場合はスキーを諦める、後に教習がある日は、遅刻しないようにスキーを早めに切り上げるなど、スケジュールを考えることが大切です。
スキーで身体を壊さないように
免許合宿の期間中は、常に問題なく技能実習ができる状態でなければいけません。もし、スキーをしていて、転倒したり人にぶつかったりして、骨折などの怪我をしてしまうと、技能実習を受けられなくなる恐れがあります。
その場合は、免許合宿は中止となり、一時帰宅をしなければなりません。そうして、免許取得ができるタイミングが遅くなり、移動費など余計なお金がかかってしまいます。それを防ぐために、スキー中は冒険をせずに、安全に滑るようにしましょう。
また、教習車を運転できる体力を残しておくことも大切です。特にスキーに慣れていない人は、体力を限界まで使ってしまう恐れがあります。そうすると、技能教習で教習車を運転している間に、眠気に襲われてしまうかもしれません。
そのような状態で、安全に運転することは難しいです。よって、体力のことを考えながら、スキーを楽しみましょう。体力に自信がない人は、教習前にスキーをするのは止めておいた方が無難です。
冬の雪国で路上教習をすることは覚えておく
免許合宿でスキーをする場合、教習所やその周辺にも雪が降っています。そのような環境で技能実習を受けることは、覚えておいた方が良いです。中には、降雪対策をあまりしていない教習所もあります。そのような教習所を選んだ場合、雪が少し積もっている状況で教習車を運転しなければならないかもしれません。
また、教習所を出て路上教習を行う際には、路面が凍結していることもあり得ます。そのような路面状況は、雪国である以上避けられません。したがって、免許合宿でスキーをするということは、多少状態が悪い路面で運転をするということになります。
もし、スリップなどの事故が不安であれば、スキーは諦めた方が良いかもしれません。路面状態は特に不安材料にならない、どのような環境であっても安全に教習を受けられるという人であれば、免許合宿中にスキーを楽しめるでしょう。
スキーで空き時間を有効活用
免許合宿でできる空き時間を、スマートフォンやゲーム機を使って潰す人もいます。けれど、じっとしているのは時間がもったいない、アクティブな活動をしたいという人もいるでしょう。そのような人は、スキーができる免許合宿を選ぶと良いでしょう。
うまくいけば、スキーを楽しめる上に免許を取得できて、一石二鳥です。ただ、色々注意しなければいけないことがあるので、事前の確認や準備は怠らないようにしましょう。